VNシリーズ保証認定関連(送信波スプリアス測定)

現在(2018年1月~)VNシリーズなどキットを含めた自作機の保証認定をJARDで受ける際には、スプリアス測定結果の添付(スペクトラムアナライザの画面キャプチャなど)が必要です。詳細はJARDの保証業務セクションをよくお読みください。(一方TSSでは書類審査において測定結果の添付が必要とは明記されていません)

VNシリーズでは送信出力を60dBの減衰器に通し、APB-3スペクトラムアナライザでスプリアス測定を行っていますが、すべてのモデルにおいて帯域外不要輻射、高調波スプリアスともに新スプリアス基準以下におさえられています。

マニュアルにも載せておりますが、こちらのページでも実測結果を示しますので免許申請の参考にしてください。なお送信部の改造(BS170 を1本追加した、LPFの定数を変えた、など)を行った場合は、必要に応じ送信機系統図の変更や独自にスプリアス強度測定を行いその結果を添付してください。

VN-4002 : 10kHz span, RBW 50Hz
VN-4002 : 50MHz full span, RBW 100kHz



VN-3002 : 10kHz span, RBW 20Hz
VN-3002 : 2MHz span, RBW 3kHz
VN-3002 : 50MHz full span, RBW 100kHz
10MHz版VN-3002の近傍不要輻射がやや目立ちます(約100Hzステップで拡がっています).帯域外スプリアス含めいずれも新スプリアス基準以下ではありますが,Si5351Aそのもののや駆動プログラムの問題なのか,電源ハムノイズが混入しているのか現時点では確認できておりません.


VN-2002 : 10kHz span, RBW 20Hz
VN-2002 : 50MHz full span, RBW 100kHz